熊本キャンパス ブログ

熊本キャンパス ブログ

  1. 続 モンティ・ホール問題

    通信制高校 一ツ葉高校 熊本キャンパスの山内です。

    今日は、昨日の岡先生のブログの続きを書いてみたいと思います。
    生徒の皆さんは、この問題を考えてみましたか?

    間違いで多いのは「①~③のどの紙を選んでも確率は同じ」という解答です。
    生徒の皆さんの中にも、「当たりの紙を選ぶ確率は同じ」と解答した人がいるのではないでしょうか?

    では、なぜ確率は同じにならないのでしょうか?
    まずは、問題の内容を少しずつ考えていきたいと思います。

    問題の意味は正確に読み取れたでしょうか?
    例えば、このゲームの主催者を岡君、参加者を山内君とします。
    山内君が①を選んだ場合、残っている紙は、②と③になります。
    問題の設定では③が当たりなので、岡君がハズレの②を除いてくれ、その後で山内君は①と③の中から一つ選択できることになります。
    このルールでゲームをするとき、「何番の紙を初めに選べば、当たる確率が大きくなるか」という問題になります。

    では、具体的に考えていきましょう。
    岡先生のブログでは、初めに①を選んでいます。
    ①を選ぶ確率は①~③の中から一つを選ぶので、3分の1になることは大丈夫ですね。
    次に、ゲームの主催者、岡君がハズレの②を除いてくれるので、①、③の2枚から、参加者の山内君が当たりを選ぶ確率は、①と③の2枚の中から当たりの紙である③を選ぶ確率になるので、2分の1になります。
    以上より、参加者の山内君が初めに①を選んで当たる確率は、初めに①を選んで、それから③を選ぶことは同時に起こっている、つまり、一連の試行になっています。
    このことを数学の言葉では「独立」といい、(初めに①を選ぶ確率)と(③を選ぶ確率)は掛け算となります。
    よって、
      (初めに①を選ぶ確率)×(③を選ぶ確率)
      =(3分の1)×(2分の1)=(6分の1)
    となります。

    同じように、初めに②、③を選んだときに当たる確率を考えていくと・・・
    ・・・ということで、解答は岡先生にお任せしましょう。^^

    今回の岡先生のブログを読んで、生徒の皆さんが、少しでも数学を面白い、楽しい、少し勉強してみようかな、などと思ってもらえると嬉しいです。
    あなた自身の可能性は∞(無限)に広がっています。今を頑張ろう!!

    通信制高校 一ツ葉高校 熊本キャンパス 山内

新着記事一覧

自分のスタイルで成長できる一ツ葉高校へのお問い合わせはこちらから