小倉キャンパス ブログ

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  1. キャラがかぶる?

    通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパス 早尻です。

    みなさん、こんにちは。今期は政治経済と現代社会を担当しています。前回、視聴覚授業で、「アイデンティティ(自我同一性)の確立」について勉強しましたが、いかがでしたか。自我同一性と言われても「なんのこっちゃ、よくわからん。」と言う方も多かったようです。

    個性とか「自分らしさ」を自覚することという言い方も出来ると思いますが、ところで、みなさん、「キャラがかぶる」という言葉、聞いたことがあるでしょう。本来は、俳優やお笑い芸人さんなどの芸風が似通っていることを指すそうですが、最近は、若い人の間で、喋り方や表情、価値観やフィーリングが似ている友人を指して使われるようです。先日、ある生徒さんと話したときに、「自分とキャラがかぶる友人がそばにいると落ち着かない。」という話を聞きました。演劇の世界なら、少年Aとか少女Bとか役柄に求められるキャラクターを演じなければなりませんが、はたして現実世界ではどうでしょう。

    私は、最近の若い方は周囲の空気を気にしすぎ、あるいは空気を読むのに必死、よく言えば敏感な方が多いように思います。周囲の人からどう見られるか、気にする方が多いようです。だから、キャラがかぶらないように細心の注意を持って自分の立ち位置を模索する、でも、これって疲れますよね。ある程度、鈍感になった方が楽ですよ。もちろん、家族といるときの自分、友達といるときの自分、好きな異性のそばにいるときの自分、誰でも、多少、演じ分けるとは思いますが、どんなときでも自然体でいられたら本当に楽ですよね。

    「自分らしさ」とは何か。きわめて哲学的なテーマで難解ですが、「自分はどうありたいか。」と考えれば、自分の理想に近づくことだと言えるかもしれません。同性で自分が魅力的だと思う人の言動やしぐさ、考え方を模倣すること、始めは確かにモノマネですが、いつかそれが板について、本当の自分になってくるのではないでしょうか。

    通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパス 早尻

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