昔話の話
通信制 一ツ葉高校 福岡キャンパス 松尾です。
皆さんこんにちは。
ようやく梅雨らしい天気が続いたかと思えば、今日は朝から快晴で過ごしやすいですね。
梅雨明けも間近に迫っているように感じます。
福岡キャンパスでは授業の空いている時間を使って、検定の勉強に励む生徒が多く見かけられます。今月は漢字検定(6月20日)、数学検定(6月21日)があり、合格に向けて皆さん必死になって学習に取り組んでいます。
是非合格を勝ち取ってほしいと思います。頑張れ!!
さて、今日は朝のSHRでお話しした笠地蔵の話をしたいと思います。
昔話の笠地蔵はご存知でしょうか?
話の内容を簡単にご紹介すると・・・
雪国に貧しい老夫婦が住んでいました。年を越せるようにおじいさんは手作りの笠を作って、町へ売りに行きます。ですが、まったく売れませんでした。
その帰り道に雪が積もったお地蔵さんをおじいさんは見つけます。
寒そうにしていると感じたおじいさんは、売る予定だった笠をお地蔵さんにかぶせてあげました。しかし、最後の1体には数が足りずかぶせてあげることができませんでした。
そこで、自分がつけていた手拭いをかぶせてあげることにしました。
その晩、おじいさんの家にお地蔵さんがやってきて年を越すための食べ物や布などを置いて帰りました。めでたしめでたし・・・というお話です。(簡単にまとめました)
この笠地蔵は良いことをすると自分に良いことが還ってくるということを伝えるという話ですが、おじいさんが行った行動はなかなかできるものではありません。
ここからが本題です。お地蔵さんを見たときに、3パターンの人に分かれると思います。
(1)お地蔵さんの頭の雪に気づかない人
(2)頭の雪に気づくがそこまでの人
(3)頭の雪にきづき笠をかけてあげる人 の3パターンです。
(2)の人が多いのではないでしょうか?
気づいているけど行動に移せない、恥ずかしいからできないといった理由だと思います。
ですが、自分のためではなく人のために行動できる人は素晴らしいと思いませんか?
色々なところにアンテナを張っておくことも大事ではないかと思います。
ですが、自分への見返りを求めてやるのはかっこ悪いのでそういった気持ちは心の奥底に閉まっておきましょう。
通信制 一ツ葉高校 福岡キャンパス 松尾