千葉キャンパス ブログ

通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
私は趣味で週末農業をしています。主に米作りを数年続けて行っています。

４月は稲作にとって重要な月です。なんといっても種をまき、苗を育てるという重要な仕事があります。プロの農家の方々は、種の品種選定・温度管理・水分管理を（素人からすれば神経質すぎると思えるほど）徹底的に行って苗を育成します。我々素人もプロの人たちに比べればたいしたことはありませんが、それでも相当な時間と労力を割いて苗作りをします。

田植えの後の苗たちには、水不足・雑草との戦い・病気・台風など、数々の試練が待ち受けています。少なくない数の稲がこうした試練に負けて、枯れてしまったり痩せ細ってしまいます。しかし、精魂込めて丁寧に育てた苗は、高い確率でこうした試練を乗り越えて豊かな実りを私たちにもたらしてくれます。

考えてみれば、高校生を教育するという行為は苗作りに似ているかもしれません。高校生たちは卒業後に（大学進学者は四年後ですが）社会の荒波にもまれることになります。試練に負けない苗を育てることが農家の仕事であるように、社会の荒波に負けることのない若者を育成することが教育者としての我々の仕事なのでしょう。

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