筆談の世界(3)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの石野です。
何しろ通信使一行は、朝鮮王朝の面子をかけてやってきた人材ですから
そのような人と議論できるのは千載一遇のチャンスです。
そのときに使われたのが漢文です。
両国の話し言葉は異なりますが、
日本人も朝鮮人も、知識人であれば漢文を読み書きできます。
通信使の接待場所では、筆と紙を使って盛んに議論が交わされていたようです。
「ちょっとこの扇子に一筆いただけませんか」などということも行われていたようで。
いまふと思ったのですが、朝鮮の使節達は
日本のあの独特の和紙を手に取ったときにどのような感慨をいだいたのでしょう…?
それはさておき、漢文は東アジアの国々を結びつける
かけがえのないツールになりました。
いまは受験の世界でも必要とされなくなりつつある漢文。
漢文を使って受験する生徒も、
もはや受験が終わると忘れてしまう代物かもしれません。
私の漢文の授業を受講してくれている生徒は、
受験科目が多くなり少々負担が重くなってしまっているかもしれませんが、
この機会にそういった昔の人々の国際交流に思いをはせてもらえたら嬉しいです。
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