中学の英語学習(2)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
ここ20年ほどの英語教育は、大きな方向転換を何回も繰り返してきました。(多くの人はそれを「迷走」と呼びます)この転換の中心課題は常に「文法の扱い」でした。
明治維新以来、富国強兵のために優れた西洋文明を翻訳輸入(簡単に言えばコピペ)する必要性が高く、日本の学校における英語教育はどうしても文法および読解に力点をおかざるをえませんでした。しかしグローバル化が進展し外国人と直接コミュニケーションする機会が増えてくると、リスニングやスピーキング能力の向上が(特に産業界から)叫ばれるようになりました。
そこで文法の時間を減らし、スピーキングやリスニングの練習時間をその分増加させました。外国人教師による英会話指導や英語の歌を歌うなどといった非伝統的英語指導方法はこうして導入されたわけです。しかしこうした手法を取り入れてもスピーキング能力もリスニング能力もそれほど伸びず、逆に文法の習得が疎かになった結果リーディング能力が目に見えて低下し始めてしまったのです。そこでここ数年は「文法の復権」が叫ばれるようになり、文科省は文法学習の時間数を増加させる方針に舵を切り始めました。
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