「その時歴史は動いたのかも…環境適応力① (前篇)」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
みなさん、こんにちは。
今日は、その時歴史は動いたのかもシリーズで久しぶりに「お城」を扱ってみたいと思います。
時折、市民講座や大学等の公開講座などでお城についてお話をする機会がありますが。
今日は、関東地方に由来するお話です。
みなさんは、自分に柔軟性があると思いますか?
その場の環境に応じて変化できる適応能力が高いと思いますか?
私なんぞは、雑草魂の塊なのでどこに行っても生きていけそうな気がします。
まあ、お城とはある意味「命をかけた」適応能力の結晶とでもいうことが出来ましょう。
「おれ、こんな場所にいたくないよ」とか「私、この人と一緒にいるのやだ」なんて、
たまに耳にするような気がしますが、
戦国時代、川向うは敵の領地というなどという場所の防衛をまかせられたら、
もう守るほかありません。
瞬時に周囲を見渡し、敵に攻め込まれても仲間が来るまで守りきれるような地形を探し出し、
水の手を確保し、あとはその地形を最大限に生かして生き残りをかけた「城」造りが始まります。
特に、北条氏などが覇を唱えた関東地方は関東ローム層などという地層に覆われて、
信長や秀吉が築いたような「石垣」を備えた城を作るには材料に事欠く地域でした。
そこで、北条氏などは「土の城」を究めていくことになります。
(つづく)
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