立川キャンパス ブログ

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  1. 見えないロープ

    立川Cで進学英語とESL・Debateを担当しています西澤です。
    驚きました。 都内の区立中学校の約半数で未だに変な校則があるらしい。  下着の色や柄がどーのこーのと。
    中学校は義務教育ですけど、高校はだいぶゆるいですよね。

    “転ばぬ先の杖”ではなく、社会に出る前に、生徒に“転ばせて杖の大切さを分からせる”。  私の友人の大学の教育学部の教授から聞いた言葉です。
    そう。 学生の内は失敗が許される。だから失敗を沢山してください。
    社会にでると、より大きな責任が伴いますので、どうしても及び腰になります。
    “失敗したら許されないから今回は新しいやり方は止めよう。”
    “前例を先輩からもらったからそれに合わせて無難なところでやめておこう。”
    “チャレンジよりもまずは今まで通り。手堅く仕事はチャチャチャっとね!”
    なんていう判断が増えると思います。  ある意味この判断は間違ってはいません。 先輩からも、
    “まずは従来の基本通りの仕事のやり方を学べ、それがきちんと出来るようになってから自分の責任でいろいろやってみればいい。”
    どの職場、どの会社、どの職種でもこのように言われますから。
    でもそれって、いつかは変えないと前進しないです。
    職種、職場によって半年?3年?5年?くらい従来のやり方でという辛抱の期間が続くという場合もあります。
    みなさんは、“象とロープ”って話を知っていますか?
    インドあたりの山間では象が木材や人を運ぶブルドーザーやトラックの代わりに役立っています。  これは象を育てる人から聞いた話です。
    “象って子供の時に半径5Mくらいのロープを後ろ足の片方につけておくと5M半径内でしか自分は動けないと錯覚するんだ。 大人になってもロープを付けておくだけで、その先が杭に結びつけていなくてもしっかり5Mの半径内でおとなしくしているんだよ。”
    これって、怖くないですか?
    思い込み。慣らされてしまった感覚。先生が言うから。校則だから。みんながやっているから。。。
    いつの間にか大人しい象になってしまっていませんか??
    管理する側には管理する側の価値観と正当性があります。
    でもそれって必ずしも万人の為のものではありません。
    いろいろ転んでみる。間違ってみる。失敗してみる。聞いてみる。自分だけでやってみる。 一緒にやらない?と誰かを誘ってみる。 こういうのはどうか?と提案してみる。。。
    後から振り返って、
    “あー高校の時もっとやっておけばよかったなー!”
    “それそれ! 私もそれ言おうと思ってたんだけど!同じこと考えている人がいたんだ!”
    と後悔しないように、勉強にも一生懸命、遊びにも一生懸命、趣味にもバイトにも一生懸命やってくださいな。
    It’s YOUR life, not mine!
    意訳すると
    “好きにやってみな、君の人生なんだから、 先生の人生じゃない、親の人生じゃない、これからずっと生きていくのは君なんだよ?”
    足首にまとわりついている“見えないロープ”。 それって意味あるんだろうか?
    プロテニスプレーヤーの大坂なおみ選手は“無意味な記者会見”という“見えないロープ”を自ら断ち切りましたね?
    みなさんも日常の何気ない自分の行動を振り返ってみてください。
    自分を縛る“見えないロープ”。。。ありませんか?
    西澤/立川C進学英語・ESLディベート担当

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