立川キャンパス ブログ

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  1. 最近ワクワクしてる?

    こんにちは!松下です。

    少しずつ暖かくなってはいますが、まだ冬のような日になることもあります。気温の変化で体調を崩さないように気をつけましょう。また、今の季節、寒さの他に気をつけなければならないのは乾燥です。干からびそうなくらいカラッカラな日が続いていますよね。放っておくと湿度が20%台になるこもしばしば。加湿器が毎日フル稼働しています。

    冬になると乾燥しやすいのはよく知られていますが、都市部では特に乾燥しやすいようです。都市化が進んでいる地域は気温も高めで飽和水蒸気量も大きくなるため、相対的に湿度が下がるというわけです。他には、植物が少ないことも原因のひとつと考えられているようです。これは、植物の蒸散作用に関係があります。植物の葉には気孔という穴がたくさん開いているのですが、そこから水蒸気が放出されています。これが蒸散です。植物が少ない都市部では、それだけ空気中に放出される水蒸気の量も少なくなるというわけですね。

    私はついこうやって物事の因果関係や原理を考えてしまうのですが、これはやはり私が理系だからなのかなと思います。生徒と話をしているとたまに「どうして理系に進んだのか」と聞かれることがありますが、さきほどの湿度の話のように、身の回りで起こる現象が「なぜ」起こるのかということを考えるのが好きだからなのです。自然界の成り立ちや原理を知ると、今まで見ていた景色が違うものに見えてちょっとワクワクしますよ。

    自然界の仕組みや法則を知ってワクワクした経験のなかで最も印象的なエピソードは、大学生の頃に宇宙の成り立ちに関するある本を読んだ時です。宇宙にはたくさんの星がありますが、その中で自ら光を発する星を恒星といいます。地球から見える最も有名な恒星は太陽ですよね。冬の大三角形を形成するシリウスもあります。ところで、これらの星にどんな元素が含まれているのかを調べるにはどうしたらいいかわかるでしょうか?一つには、実際にその星に行ってサンプルを採取するという方法があります。でも、星は地球から遠く離れているものが多いですし、恒星はそもそも熱いので近づくのも難しいですよね。実は、わざわざそこまで行かなくても、その星が発している光の種類を分析するだけでどんな元素が含まれているのかがわかるのです。これを知った時は本当にワクワクしました。当たり前に存在している光というものからそんなことがわかるのかということに驚きました。私たちをワクワクさせるものって、実は身近にたくさん存在しているのかもしれません。

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