香辛料の広がり
通信制 一ツ葉高校 小倉キャンパス 松本です。
みなさん週末はいかが過ごされましたか?
日曜日は久しぶりに晴れましたね。ついつい多めに洗濯をしてしまいました。
さて、今日は月曜日。新しい1週間のスタートです。
今日のSHRはこんな感じです。あれ、竹田先生、マスクをしてられますね。どうぞお大事に。
今週はレポート提出週でもあります。なので生徒のみなさん、風邪をひかないよう・レポートの提出が遅れないよう、体調とスケジュール管理はしっかりしてくださいね。
今日は授業で扱った内容を紹介したいと思います。
私は世界史を担当しているのですが、今日はイスラームの文化の伝播について学習しました。
イスラーム文化は、アラビア半島を出発して、ヨーロッパ・アフリカ・インド・東南アジア等々、様々な地域に広がっていきました。
文化が広まる過程で、様々な交易品も取り扱われることになりました。今日はその中で「香辛料」も大事な交易品の1つだということを伝えました。
スパイスを扱う会社に「S&B食品株式会社」があるのをご存知でしょうか?このS&Bは、「Spice&harB」の最初と最後の字からきているそうです。
日本の香辛料と言えば、「わさび」や「大葉」などを思い浮かべますが、日本では豊かな自然に恵まれていたことと、生産地から比較的近い場所に居住地があったために、食品の保存はあまり必要とされなかったようです。魚などの生臭さを抑えたり淡白な味わいを引き立たせたりするために、日本での香辛料は発展しました。
同じ香辛料を扱うにしても、目的によって様々な発展があるんですね。
ちなみに、西洋では保存や食材への香り付けのため、インドや東南アジアでは暑さによる食欲減退を防ぐため、発展していったようです。
また、漢方やアロマテラピーなどは医学に通じる発展ですね。
1つの時代を切り取って考えると難しいかもしれませんが、時代や地域、文化等を比較しながら眺めてみると、歴史もちょっと楽しくなりますよ。
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