けじめの大切さ
通信制 一ツ葉高校 福岡キャンパス 宮原です。
こんにちは。今日は午後から少し暖かくなりました。年明けは元旦からひどく冷えて心が折れそうになりましたが、今週一週間は暖かい陽気が続くようで一安心ですね。
さて、昨日は「成人の日」ということでお休みでした。テレビで各地の成人式の様子が放送されていましたが、高校生のみなさんは、大人の仲間入りをした先輩方をどんな気持ちで見ていましたか?
私自身の成人式は随分前になりますが、私の頃に比べると、今の世代は成人式を一つのイベントとして大いに楽しんでいるなぁと感じました。私は、成人したときはまだ大学生でした。東京の大学へ進学していたのですが、毎月の仕送りはなくアルバイト代と奨学金で生活をしていました。
成人式があるよ!と言われても、それだけの為に福岡まで飛行機代をかけて帰省するの?その分バイト休んだらお給料も減ってしまうし…とあまり乗り気ではありませんでした。式に出席しようがしまいが、自分の中で大人としての自覚を持てばいいじゃん、と思っていました。それに、正直まだ学生である自分が胸を張って大人と言えるのかな?とも思っていました。ところが、やはり家族はこの日を楽しみにしていて、両親と姉が私の為に振袖を見立ててくれていたので、しぶしぶ出席することとなりました。
こうして出席した成人式でしたが、色々な方から激励の言葉をいただき、同じように大学に通っている友人と話したり、仕事をしていたり結婚をしていたりそれぞれ違った境遇でがんばる友人と話をして、とても有意義な一日になりました。また東京に戻ったらがんばろう!と気持ちも引き締まり、両親への感謝の気持ちでいっぱいになりました。そしてその後、この振袖は大学の卒業式や、姉の結婚式、自分自身の結婚式でも大活躍することとなりました。
何事もけじめとなる式典には意味があるのだと思います。一ツ葉高校でも始業式や終業式等、授業はないけれど出席しなければならない日がたくさんあります。「その日バイトがあるけん来れん」とか「どうせ授業ないっちゃろ?」とかいう声もよく耳にしますが、こういう日こそ大切に過ごしてほしいと思います。
通信制 一ツ葉高校 福岡キャンパス 宮原