通信制高校 一ツ葉千葉キャンパス 長谷川です。

☆ 読書の秋☆
ということで、先日生徒に
「お気に入りにの本は？」と聞いてみると・・・
「“巌窟王”」。という答えが！

千葉キャンパスでは夏休み課題に読書感想文を提出してもらうのですが、
あの長い小説を最後まで読破するとはなかなかの読書家。非常に関心です！

“巌窟王”は日本版に訳された言い方ですが、
海外では“モンテクリストLe Comte de Monte-Cristo”として有名です。
【あらすじ】
純真な航海士ダンテスは、友人等に陥れられ冤罪で牢獄へ。
牢獄で知り合った神父からモンテ＝クリスト島に隠された財宝を託され、14年後に脱獄に成功、　島の財宝を使って伯爵を名乗るようになり、自分を陥れ、名士に成り上がっていた友人等に
復讐を果たすが・・･

ストーリーは今年非常に流行った「倍返し！」の半沢直樹に通じるものがありますが・・・(笑)
この作品の大きなテーマは、
“人は神に代わって人を裁くことができるか？” ということ。

今、日本でも問題となっている“冤罪”　そして“　陪審員制度。
もし身の周りで事件に巻き込まれ、それが冤罪であったら・・・
自分の家族が加害者、被害者になった場合は・・・
みなさんはどのような生き方を考えますか？

本の世界の話は実は社会問題がベースになっていたりします。
この作品の主人公は最後にどのような選択をとったのでしょう？…
読書から社会問題にも目を向けてみるのも楽しいかもしれませんよ。

通信制高校 一ツ葉千葉キャンパス 長谷川