通信制　一ツ葉高校　千葉キャンパス

＜星田です＞

大学進学コースでは、今週末に今年度一回目の模擬試験があります。
模試における永遠の課題ですが、
実は私立理系の人にとって、フィットする模試がありません。
なぜならば、範囲の上で言うと、共通テスト模試では、
数学の範囲が、数ⅠAと数ⅡBになります。
記述模試で言うと、数Ⅲは入りますが、
基本的にすべて国公立の２次試験をイメージして作成されているので、
私立の出題傾向とは全く違います。
また、私立の文系にしてもマーク模試はすべて共通テストを
イメージして作成されているので、私立の傾向とは全く違います。
國武明成以上の大学では、記述問題もありますが、
論述問題を出題する大学はほとんどありません。
結論として、模試で、入試のリアルを考えるのではなく、
自分の今の力を知るための存在と考えてもらえばいいかと思います。
よって、最終的に大切なものは、自分の受験する大学の過去問です。
志望校の選択にしても過去問を解いた時の相性で決めることが、
多々出てくると思います。偏差値、大学のランク、就職、入り易さ、
入り難さのどれも比例しないと言うことも知っておいてください。
過去問を始める時期は、人によって、志望校によって変わります。
国立最上位上位を目指す人は、共通テスト対策はGWから始めます。
過去問演習においては、早慶上智を目指す人は、９月から過去問を始めます。
MARCHを目指す人は、１０月から過去問を始めます。
國武明成を目指す人は、１１月から、そして日東駒専を目指す人は
１２月と言うのを目安に考えてもらえばいいと思います。
今の具体的な学習としては、しっかり復習をしてください。
そして、推薦関係を目指す人は、
大学の説明会やOCに参加するようにしてください。
今はオンラインによる説明会もあるので、
かえって行き返りの往復の時間が取られなくて済むので時間を有効に使えます。
ちなみに一般選抜を考える人は特に参加する必要はありません。
しかし、受ける可能性のある大学のキャンパスの所在地は、
必ずすべて確認するようにしてください。毎日のことなので、
家を出てから大学に着くまで２時間半以上かかったり、
電車に乗っている時間が１時間半以上あったり、
乗り換えが、４回以上となったりすると、キツイですね。
距離が遠くても電車で一本でいくことが出来れば
案外時間が掛らなかったりすることもあります。
第一志望が決まった人の次のステップとしては、
自分が通ってやってもいいと思える滑り止めの大学を考え出してください。
ある種第一志望を考えるよりもそちらの方が大切ですので、じっくり考えてください。

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