時代の閉塞感(1)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
私は主に社会人に英語を教えてきた経験が長く、高校生を本格的に教えるのはこの一ツ葉高校が初めてです。この高校以外にも何人かの高校生を教えていますが、つくづく自分の時代の高校生とのメンタリティーの違いを感じることがあります。
一つには一体感の希薄化です。私が高校生だった頃は、なにかとクラスや部活やグループなど、所属する集団で「一体化しよう」という意識が濃厚でした。同じ服、同じ髪型、同じ行動パターンをとらないと、教師だけではなく仲間からも白い目で見られることは確実でした。しかし、今の高校生は隣の生徒が自分と違う服、違う髪型、違う行動パターンを取っていてもあまり気にならないようです。「ヒトはヒト、自分は自分」という割り切りが自然とできているのでしょう。高校時代、同一化圧力をストレスだと感じていた私には、羨ましい環境です。
お互いの趣味の違いについても、現代の高校生は寛容です。我々の頃はほとんど全員が同じようなテレビ番組を見て、同じようなアイドルを応援し、同じスポーツチームを応援していました。そして、「同じ」ではないものを愛好する人間を、「変わり者」「ネクラ」「オタク」などと呼んでかなり差別的に扱ったものでした。しかし、今の高校生において、そのような差別主義者は皆無です。個性を素直に発揮できる今の状況は素晴らしい、と私は思います。
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