読書のすすめ(2)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
2)読書は心の安定剤になる
人間成長してくると内面が複雑化し、その分悩みも複雑になってきます。高校生の悩みともなると、親や教師がすぐ理解できるような単純なものではなくなってきます。とはいえ、高校生は自分の悩みを客観的に他者に説明できるほど成熟しているわけでもありません。多くの高校生は、親や教師のアドバイスに納得するわけもなく、かといって自分が何に悩んでいるかはっきり認識できるわけでもなく、ただ悶々とした日々を過ごしていたりします。
このようなとき、小説の中で自分と似た存在を見つけ、その登場人物と自分を重ね合わせながら物語を読み進めると、自分がどんな問題を抱えているか、なんとなく見えてきます。自分と同じような境遇にいる人物が苦悩の中で前進していくのを見るとき、あるいは苦悩に耐え切れず挫折していくのを見るとき、感受性の強い若い読者であれば、自分が今何をすべきかについて大きなヒントが得られるものです。
もちろん、この効果は小説に限られるものではなく、漫画でもアニメでも映画でも(ストーリーであれば)なんでも良いです。ただ、上記のメディアでは、特別な才能や特別な能力をもった人物が登場するものが多く、普通の高校生が自分と同一視できるようなストーリー展開はほとんどありません。その点、小説にはありとあらゆるタイプの登場人物やストーリーが網羅されているので、時間をかけて探せば必ず「自分に似た登場人物」を見つけることができると思います。
これから少しずつ時間をかけて、一ツ葉の生徒たちに読書の習慣を根付かせていきたいと考えております。
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