愚行権(1)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
2-3歳の男の子をもつお母さんから聞いた話です。男の子はティッシュボックスからティッシュを引き抜き続ける癖があり、いくら注意しても止めなかったそうです。
そこで他のお母さんに相談したところ、「そのまま引き抜きさせ続けたらいいんじゃない。そのうち飽きるから」と言われたそうです。そこでティッシュボックスを一つ男の子に与え、そのまま放置したそうです。すると、男の子はティッシュを引き抜き続け、とうとうティッシュはなくなってしまいました。お母さんがもう一箱与え「はいどうぞ続けて」というと、男の子は興味を示さず他のおもちゃで遊び始めたそうです。そしてそれ以降ティッシュに興味を示すことはなかったとのこと。男の子はティッシュがどれだけ出てくるのかに興味があっただけで、いつか出なくなることが分かったとたん関心が薄れてしまったのです。
この男の子のエピソードは、ジョンスチュワートミルが主張した「愚行権」を想起させます。愚行権とは「たとえ他の人から愚かでつむじ曲りの過ちだと評価・判断される行為であっても、個人の領域に関する限り邪魔されない自由のこと」を意味します。
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