麦踏み(1)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
趣味で小麦と大麦の栽培をしたことがあります。
麦栽培の一過程に「麦踏み」があります。種をまき芽が出てから一ヶ月が過ぎ、茎が数センチまで伸びてきた段階で、思いっきりそれを踏み潰します。せっかく大きくなった植物を破壊するわけですから抵抗感を持つ人も多い作業ですが、麦栽培には不可欠といわれています。
「麦踏み」の理由には諸説あります。茎を踏み潰すと、弱い茎は枯れるが強い茎は立ち直る。だから「麦踏み」は弱者を淘汰し強者のみを残す手段だ、と主張する人もいますが私には信憑性があるようには思えません。より有力な説は、茎を破壊することで成長エネルギーを「茎」ではなく「根」に向けさせることができる、というものです。麦は稲に比べると倒れやすい植物であり、春先になり実が大きくなると身の大きさに耐えかねて茎自体が倒れてしまう現象が頻繁に起きます。(「倒伏」といいます) 茎が倒れ実が土に触れると、発芽して収穫不能になってしまいます。麦踏みをして茎の成長を鈍化させ、根の成長を促進させることにより、茎の重さと根張りのバランスをとり、倒伏を予防する。これが麦踏みの主目的だというわけです。
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