「桃の夭夭たる(前篇)」
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの宮本です。
みなさん、こんにちは。
今日は、千葉キャンパスからの嬉しいご報告をしたいと思います。
と、その前に化石レベルなおじさんの好きな漢詩をちょっぴりご紹介します。
詩経(今から2300年以上前に中国に存在した西周時代の詩を集めたものとされている)のなかの国風(篇)に収められている、「桃夭(とうよう)」という詩です。
桃の夭夭たる 若く瑞々しい桃の実のような
灼灼たるその花 美しく輝きを放つ桃の花のような
この子ここに嫁がば わが娘よ 愛する人とともに
その室家に宜しからん どうか幸せになっておくれ
日本でも昔から桃の節句の時などに、両親が娘に伝え聞かせる習慣がありました。
後半などは、たしかに現代風にはそぐわない思想が反映されているかもしれませんが、
子供を思う親の愛情は古今東西変わらないものだと思いたい今日この頃。
(つづく)
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