通信制高校　一ツ葉千葉キャンパスの矢島です。

1つ目に、「現代社会で学ぶ知識を問うもの」です。これは当然のことですが、現代社会の教科書を中心に出題されます。

2つ目に、「一般常識レベルの文章を読解させ、その内容として適切な選択肢を問うもの」です。要するに、現代社会の範囲に沿った長文を読ませて、何が正しいのかを選ばせるということです。

3つ目に、「表やグラフを見て、その内容として適切な選択を問うもの」です。これも、注意して表やグラフを見ていれば、何が正しいのかが選べる問題になっています。

1つ目の「現代社会で学ぶ知識を問うもの」をもう少し詳しく説明すると、特に次のような範囲から出題される可能性が高いです。

倫理的な範囲では、「青年期の意義」についてです。特にアイデンティティの確立、青年期を言い表した言葉（ルソーの第二の誕生・レヴィンの境界人・エリクソンの心理的社会的モラトリアム）、自己理解（能力・性格・欲求）と防衛機制（合理化や抑制、反動形成など）はよく出題されています。

経済的な範囲では、「景気変動と金融」についてです。インフレーション・デフレーション・スタグフレーションの意味を問うものや、景気変動の並び替えをさせるものもあります。また、金融を支える「日本銀行」の役割や、3つの市場操作についても出題されています。

政治的な範囲では、「日本国憲法」と「三権分立」がよく出題されています。また、戦後日本の動きについても出題されており、特に1951年の日米安全保障条約、1955年の55年体制の成立、1973年の石油危機、1985年のプラザ合意など、主要な政治史は押さえておいたほうがいいと思います。

以上、ざっと書いてみましたが、合格点もそれほど高くはありませんので、ぜひ、合格に向けて勉強してみてください！一番いい勉強法は、文部科学省の過去問をひたすら解くことだと思います。文部科学省のホームページでかなり多くダウンロードできますよ！

一ツ葉高校のみなさん、高卒認定試験、がんばってください！！

通信制高校一ツ葉　千葉キャンパス 矢島