ノーベル賞受賞と自然(1)
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの夏目です。
二日前に大村氏がノーベル医学生理学賞を、昨日梶田氏がノーベル物理学賞を受賞されました。私はあまり愛国的な人間ではありませんが、日本人として2人の受賞を誇りに思いました。
二人とも東大や京大といった一流大学ではなく、埼玉大や山梨大といったマイナーな(失礼)大学を卒業した、どちらかといえば非エリート的な経歴の持ち主であることが一部で話題になっていました。しかし私は、両者共に農家の出身であることに興味を惹かれました。農家の子供であれば、農繁期に家業の手伝いとして、雑草をむしり土を耕すことをしてきたはずです。そしてそうした作業を通じて、自然に長期間触れてきたことが科学者としての利点になりえたのではないかと、ついつい夢想してしまいます。
大村氏は何千と言う土壌サンプルを採取分析し続けた結果、ノーベル賞につながる大発見をなしたそうです。農作業を通じて形成された土壌への親近性が、彼の地道な努力を後押ししたと私には思えます。梶田氏は農作業の後に眺めた夜空の美しさに感動して、物理学への興味を深めたそうです。教育において(少なくとも理科教育において)自然に触れることの重要さを、2人のノーベル賞受賞は再確認させてくれたと思います。
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