立川キャンパス ブログ

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  1. バトル漫画、あるいは覚醒しない僕らの日々

    「バトル漫画、あるいは覚醒しない僕らの日々」

     

    こんにちは、立川キャンパスの橋本です。

     

    最近、漫画〇ラック〇ローバーを一気読みする機会がありました。

    入っていたサブスクで無料だったのです。

    内容としては王道のバトル漫画といったところで続きが気になり

    普通に一日楽しませていただきました。作者様ありがとうございます。

     

    こういったバトル漫画を読むと、昔から

    主人公でも敵でもなく、

    かつ強キャラでもない人物たちに着目してしまいます。

     

    すごく強いわけでもなければ

    土壇場で秘めた力に覚醒できるわけでもない人物。

     

    技も力も血筋もなく、

    因縁のエピソードもない。個人名すら明かされない。

     

    そんな人たちがコマ端で何とか頑張るシーンが好きなのです。

    覚醒しないポップくん枠・・・?

    非戦闘キャラが、家を守るために

    棒をもってきたりするようなシーンが大好きですね。

     

    昔からウルトラマンでも防衛隊が好きでした。

    役立たずと作中で言われながら、

    時間稼ぎしかできないとしても出撃するメンバーたち。

     

    思うに、たぶん世の中はそんな人たちの戦いでできているからかもしれません。

    私もあなたも、何者でもない。

    でも、どう動くかを自分で決めることはできる。

    自分で道を決めることは尊い。

    君も自分の人生を戦ってよい。

    そんな励ましを、バトル漫画のモブ奮闘シーンから感じるのです。

     

    中高生のころ、大好きだったライトノベルの話をします。

    次元が崩壊する危機に立ち向かう組織と少年たちの物語という

    まとめてしまえばよくあるやつですね。

    タイトルは伏せますが、SFバトルものとしても面白かったので

    興味のある方は聞いてください。

     

    その本の中で、いまだに強く心に残っているシーンがあります。

     

    宇宙を守る戦いに向かうメンバーと

    市井の人々の普通の生活が対比され

    師匠のような人から

     

    「眼下の町にも人の数だけ日々の戦いがあり、

    それは君たちの宇宙規模の戦いと比べても尊さに遜色はない」

     

    といったような内容が語られるシーンだったと記憶しております。

     

    日々生きることはそれぞれの闘争であり

    どう生きてもそれだけで尊いのだと。

    何か偉大なことをなさねばと思っていた高校生の橋本は

    これに魂をぶん殴られたわけですね。

     

    何者かになることを夢見て走ることも尊いですが

    自身を見据えて目の前の戦いに精一杯向かうことも人生です。

     

    みんな、生きていることがすごいのです。

     

    大変なことももちろんありますが

    自分の課題と対峙することは十分宇宙規模の戦いです。

    偉大なことです。

     

    バトル漫画のモブでいいのです。

    まずはモブであることを認めるところから

    歩き出しましょう。

     

    何者でもない人生を生きることでも

    何者かであることができます。

    応援しています。

    橋本

    何者にもなれない、瞬瞬必生を心がける民

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