通信制　一ツ葉高校　立川キャンパス

立川Cで進学英語とESL・Debateを担当しています西澤です。

段々暑い日が増えてきましたね。
マスクをしていると、
どうしても水分補給を怠りがちになります。
熱中症対策のためにも、水を飲みましょう。

みなさんは　“ノブレス　オブリージュ”
という言葉を聞いたことはありますか？

進学英語の長文読解の教材の一つに
イギリスで国民の教育の必要性を感じて
私塾を立ち上げた人の話がありました。

それに関連して話しをしました。

“ノブレス　オブリージュ”

フランス語なのですが、
“高貴さは義務を強制する”、
英語では簡単にNoble Obligation
と訳されています。

もう少しかみ砕いた日本語にすると
“特権は、それを持たない人々への
義務によって釣り合いが保たれる。
財産、権力、社会的地位がある人は
一方でそれに見合うだけの
社会的な義務があるという
自負心・自尊心が大切だ。”

という意味になります。
なぜこれが大切な言葉なのかというと、
勉強することは相手との競争に勝つ為の
手段かのように世間では誤ってとらえられがち
だからです。

そうではないよ！
という重要なメッセージが込められている言葉です。

私の父は北海道の高校の数学の教員で
校長を務めて退官しました。

そしてこの言葉をよく私に語っていました。

どんなことがあっても生徒には、
高校卒業の証書を渡してあげたい、
数か月間の心の迷いは
人それぞれあるんだろうけど、
長い目でみると高校を卒業した
という証書は人生にとってとても重たいものだ。

だから後悔しないように、
どんなことがあっても、
除名はさせてはいかん。

生徒全員を卒業させる
という強い信念をもっていました。

高校卒業というのは
今では普通の事なのかもしれません。
しかし義務教育以上のところを極めるという
高度なところに踏み込んでいる
という自負は持った方がいいです。

そして高校でも専門学校でも大学でも、
何かある教科、ある分野、ある技術を学んだら、
その分、社会的貢献をしましょう。

なにか特にボランティア活動をしましょう
ということではないです。

知っていることを知らない人に
分かりやすく伝えてあげればいいだけです。

授業で聞いたこと、習った事など
話の話題にできることを話せばいいだけです。

3年間はあっという間ですから、
毎日一つでも二つでも自分のものにして
卒業にむけて進みましょう。

そして卒業の暁にはノブレス オブリージュです。

通信制　一ツ葉高校　立川キャンパス
西澤/立川C進学英語・ESLディベート担当