立川キャンパス ブログ

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  1. 忘れる→覚えるを繰り返すということ

    こんにちは、立川キャンパスの宇野です。

    私の担当教科「古典」は、
    「高校生が苦手な科目、映えある第1位」
    にノミネートされているのではないかと嘆きたくなるほど、
    高校生たちに避けられております(涙)
    我が一ツ葉高校にはたくさんの編入生が来てくれます。
    その度に「古典好き?」とアンケートをとってみるのですが、答えは。。
    たまーに。本当にごくたまにですが「古典大好きです!」
    と目を輝かせてくれる生徒がいるのですが、
    その時は歓喜の舞を踊り、ケーキを買って帰りたい気持ちになります(笑)

    そんなわけで、苦手意識が拭えない古典ですが、
    生徒たちは頑張って取り組んでくれています。
    この後期から古文を始めた生徒たちも、
    いつの間にか動詞、形容詞、形容動詞をマスターし、
    ついに助動詞に突入しようとしています。
    しかし!!
    残念なことに人間とは忘却する生き物。
    動詞、形容詞、形容動詞まで覚えたら、なんだか動詞を忘れている…。
    助動詞を一つ覚えたら、先週勉強したことを忘れている…。
    どうした、自分!先週はできていたじゃないか…!
    生徒たちは先週できていたことができなくなっていると、
    目に見えて悲しそうな表情になります。
    そんな時に私は「なんで忘れてるの」なんて決して言わないし思いません。
    だって仕方がないじゃないですか。
    先程も言ったとおり、人間は忘却する生き物。
    忘れることは生きるための術なのです。
    しかも古典は日常で使うことが少ない知識。
    しかもしかも古典は苦手な科目。
    忘れてくれと言わんばかりの状態なのです(笑)

    忘れても決して落ち込む必要はありません。
    忘れたらまた覚えればいいのです。
    何度忘れてもいいのです。
    その度にまた覚えるのであれば。
    NGなのは「忘れちゃった。もう嫌だ。やめよう」です。
    忘れたことに落ち込むから逃げたくなるのです。
    「忘れちゃった!」と堂々と胸を張ってしまいましょう。
    そしたら落ち込みません。
    だからまた覚える気が起きてきます。
    心配しなくても、忘れたと言っても
    完全に知識がゼロになったわけではありません。
    人間とは不思議なもので、忘れたと思っても、
    脳みそのどこかには記憶の断片が存在します。
    その証拠に2回目に覚える時、3回目に覚える時…
    と回数を重ねるごとに、記憶の時間は短縮されていきます。

    それに!
    私は苦手科目映えある第1位を担当している自負があります。
    何十回でも何百回でも、
    生徒が「もう覚えました、やめてください」と言うまで、
    繰り返し繰り返し教え続ける覚悟はできております(笑)
    さぁ、臆することなかれ!
    胸を張って忘れましょう!

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