通信制　一ツ葉高校　千葉キャンパスの星田です。

本日世界史の授業がスタートしました。
第一回目の授業は、古代オリエントです。

古代オリエントは、エジプトとメソポタミアです。
同じ時代に同じ様に大河の流域で、文明が起こるわけですが、
立地条件によって性質はかなり異なります。どちらも洪水が起こることによって、
栄えていくわけですが、同じ洪水でも性質が違います。

メソポタミアは、現代に見るような被害を被る大洪水ですが、エジプト文明では、
ナイル川の水かさが増すだけのものになります。エジプト文明と言えば、スフィンクスや、
ピラミッドをイメージしてしまいがちですが、あれは、一時期のものになり、
ずっとあのような文明が続いていたわけではありません。

特にエジプト文明で、面白いのは、日本で言えば、古墳はお墓と言うことが、
はっきりわかっていますが、ピラミッドは、何かどうかはわかっていないと言うことです。
お墓であれば１つでいいものですが、一人の王で、
複数のピラミッドを持っていると言う例もあります。

また、奴隷がこき使われて作ったと考えられがちですが、そうでもないらしく、
今で言うタイムカードのようなものがあり、『二日酔いなので、今日は仕事を休みます。』と
言うのが認められていたと言う記録が、残されています。

そして、メソポタミアにおいてもピラミッドと同じようなものが存在します。
ジックラトです。こちらもどのような存在かははっきりしていないのですが、
おそらくティグリス川、ユーフラテス川の氾濫による洪水対策だったと言われています。

このように世界の歴史は、わかっていないということがたくさんあるので、時代が進めば、
歴史が変わることも多々あると考えられます。この歴史の授業をきっかけに将来歴史の道に
進みたいと考えるほど、興味を持ってもらえたらと思います。

なかなか歴史で食べていくのは難しいですが、ないわけではありません。
本当に自分が興味を持ったものであれば、必ず道は開けます。
例えるならば、モーセが海を２つに割って、道を開いたようにとでも言うようにでしょうか。
これから様々な世界の歴史を紹介していきます。その度に一人ひとり、
しっかり過去から現在そして未来を考えていくようにしてもらいたいと思います。

これから頑張っていきましょう。

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