千葉キャンパス ブログ

千葉キャンパス ブログ

  1. 好奇心

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの松下です。

    今日から2016年度後期単位認定試験が始まりました。
    例年熊本にある本校で試験を行いますが、今年は震災の影響で、各キャンパスで行うことになりました。

     

     

     

     

     

    移動がなかった分、しっかり勉強できました・・・よね?
    朝早くから登校し、自習席はご覧の通り、最後の追い込みに勤しんでいます。
    (カメラが気になる子も若干名いるようですね笑)

     

     

     

     

     

    勉強に関連して、こんな話をひとつ。
    生徒と話をしていると、たまに、「どうして理科の先生になったの?」と聞かれることがあります。
    難しいイメージがあるせいか理系を志している生徒は少ないのでなかなかイメージしにくいようですが、
    私は自然界の成り立ちや法則を知ることが本当に楽しくて仕方ないのです。
    しかも、それは、人間が一生をかけてもすべて知ることができないほど、
    たくさん存在しています。まだ解明されていない謎もたくさんあるのです。
    そんな自然科学の楽しさを一人でも多くの人に伝えられたらと思い、
    この職業を選びました。

    大学生のころ、宇宙の成り立ちに関する本を読んでいました。
    そこに書かれていたのは、恒星のスペクトルを分析することで
    その星にどんな元素が含まれているかがわかる、というものでした。
    それを知ったとき、ものすごく興奮してワクワクして、
    誰かに話したくて仕方なかったのを覚えています。
    人間の寿命をかけてもロケットでたどり着くことのできない、
    何光年も遠くに離れている星の組成を、その星に行くことなく
    地球にいながらにして調べられるなんて、なんてすごいのだ!と。

    私は、大学に入る前からよくこのような体験をしています。

    私は大学に入るために浪人をした経験があるのですが、
    塾や予備校に行かず、一人で勉強をしていました。
    なぜそこまで頑張れたかというと、第一志望に入りたいという強い意志があったからなのですが、
    それ以外にもあります。それは、受験勉強という狭い世界のなかでも、
    無機化学で素材の多様さに感心したり、生物の精巧さに心を打たれたり、
    数学の完璧さに畏敬の念を抱くような感性を持っていたからだと思います。

    どうして自分がこんなにも自然科学に惹かれるようになったのかは、よくわかりません。
    あえていえば、小学生の頃、自然の多い場所で遊んでいたからかもしれないですね。

    自然科学の楽しさを伝えたいといつも思っているのですが、
    自分が「楽しい」と思ったことが相手にとっても「楽しい」とは限らないので、
    押し付けにならないよう気をつけなければなりません。

    でも、私たち人類は、遥か昔から自然の中で生きてきました。
    ヒトも自然の一部なのですよね。
    だから、その不思議に驚いたり感動したりする心って
    生まれながらに持っているんじゃないかなあ、と思ったりもするのです。

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 松下

新着記事一覧

自分のスタイルで成長できる一ツ葉高校へのお問い合わせはこちらから