通信制　一ツ葉高校　小倉キャンパス　宮本です。

　あいにくの空模様ながら迎えた今週末。一ツ葉高校では土曜日・日曜日は基本的に休みなので、みんな思い思いの時間を過ごしていると思います。しかし、曜日感覚で毎日を過ごしていると、今日が何月何日だったのか、つい忘れてしまいますよね（私もですが）。

　今日は10月19日です。一見、何の変哲もない日のようですが、歴史的にも色んな人々の誕生日・命日としてもじつは大変意義深い日なのです。今日は、そんな中での一つのエピソードを紹介します。

　話は来年に飛びます。来年の10月19日、サイディング・スプリング彗星という彗星が10月19日18時51分（協定世界時）に火星に再接近するそうです。天体望遠鏡を持って夜空を眺める人々には有名な話かもしれませんが、今日がその丁度1年前ということになります。

　この彗星ですが、火星からおよそ11万4000kmのところを通過するのでは、と言われています。彗星は惑星の近くを追加しながら、微粒子を放出し、これら微粒子が大気圏に突入することで、よく「ほうき星」といわれるようなきらきらした光を放ちます。来年の場合は、サイディング・スプリング彗星の微粒子が火星向かう速度が秒速約1mと極めて遅いため、仮に火星から11万4000kmのところを通過した場合、火星に到達するのに3年半以上かかるそうです。なんか天体の話をしていると、本当に時間の感覚がつかみ所のないようなものになりそうですね。

　こうしたことを勉強する科目は「理科総合B」でしたが、新学習指導要領の導入により、今の3年生が理科総合Bを学習する最後の学年となります。その代わり、「科学と人間生活」で学ぶことになるので、太陽系に関する知識はしっかりと身につけましょうね。

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