千葉キャンパス ブログ

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  1. スギについて考える

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの松下です。

    2月が終わり、3ヶ月目に突入しました。
    ところどころ暖かい日もあり、春の訪れが近づいていることを感じられます。
    ただ、春が来るということは、“奴”もやってくるということです。
    黄色く、小さいながらも人間に多大なるダメージを与えるモンスター。
    それは、スギ花粉。

    アレルギー体質のため年がら年中くしゃみをしている私ですが、
    今のところスギ花粉にはアレルギー反応を示しません。
    ただ、推測ですが、イネ科には反応している可能性があります。
    どちらにしろ、アレルギーは辛いですよね。

    鼻をかみすぎて鼻の頭がひりひりしたり、
    目がかゆくて真っ赤になってしまいます。
    また、くしゃみをしすぎると腹筋や背筋が痛んできますし、
    鼻づまりや薬の影響で頭がボーっとして、集中力が低下します。

    期間限定で命の危険もありませんが、これが毎年襲ってくることを考えると、
    本来うきうきわくわくするはずの春なのに、
    花粉症の人にとっては憂鬱な季節であるでしょう。
    外でゆっくりとお花見をすることも厳しいですよね。

    花粉症の人は、スギを憎いと思うかもしれません。
    でも、スギは昔から日本人の文化と密接に関わりのある樹木で、
    私たちにとってなくてはならないものなのですよ。

    たとえば、神社には樹齢が高いスギがあるところが多いです。
    信仰と関わりのある樹木なのだと考えられます。
    世界遺産にもなっている日光の東照宮へ続く道は、
    日光杉並木街道として有名ですよね。

    スギは日本で最も多く植林されている樹木です。
    登山ができるような山には大体生えているので、
    ほとんどの人が見たことのある木だと思います。
    ヒノキと似ていますが、葉が棒状で針のように尖っているのがスギです。
    どちらも、建築材として用いられます。

    日本は国土に占める森林の割合が世界トップクラスなのを知っていますか。
    私は大学授業でこの話を聞きました。
    その先生は、ヨーロッパの人にこの話を最初にしたとき、
    信じてもらえなかったそうです。
    フィンランドやスウェーデンなどの森林の多い国のイメージから、
    日本の森林率がそれほど高いとは想像できなくても無理はありません。

    しかし、日本の森林資源はうまく活用されていないのが現状です。
    また、林業の担い手不足の問題もあります。
    花粉症の季節がやってくると、
    毎年、日本の森林について考えてしまうのです。

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 松下

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