1月2月の年中行事
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの星田です。
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
皆さんは、お正月はどのように過ごされたでしょうか、
私も学生時代はカウントダウンなど活発に過ごしていましたが、
今は至って普通に過ごしています。
人ごみは好きなのですが、初詣も少し時期をずらして行くことにしています。
しかし、大阪ではそうこうしているうちに十日戎の時期になってしまいます。
商売繁盛を祈願する年中行事は、関東では11月に酉の市、酉の市は大阪でもありますが、
大阪では1月の十日戎の方が有名です。
酉の市では縁起熊手、十日戎では笹、どちらも昔はお店の片隅で飾られているのを
よく見掛けましたが、年々見る数も少なくなってきました。
私は民俗学を学んでいたこともあり、そういった年中行事を調べていたこともありました。
1月の正月、十日戎の次は2月の節分です。
京都で住んでいた頃は、節分狂言をよく観にいったものです。
特に壬生寺の壬生狂言は、台詞なしの狂言なので、
縁者の表現を観ながら何を表しているのかを考えながら観るのは大変趣があります。
また演目の中で、4月から奉納された『ほうらく』=素焼きの皿に願い事を書いて
奉納したものをすべて割っていくのも圧巻です。
後、節分と言えば、玄関に柊鰯これは、柊のように尖っているもの、
鰯のように生臭いいものが鬼は苦手だから鬼除けと考えられていました。
今はこの柊鰯もほとんど見かけなくなりました。私としては、なるべく残してもらいたい、
飾らずともこのような風習があるのだと言うことをきちんと後世に伝えていきたいと切に
願っています。また恵方巻に関しては大阪の文化であったにも関わらず、
1998年に某コンビニエンスストアーが売り出したことによって、全国に広まっていきました。
このような文化は異例と言えますね。
これが全国の文化として定着して残っていくかどうかは未知数です。
節分と言えば、升に歳の数だけ豆を入れて食べていた子どもの頃を思い出します。
早く大人になってたくさん豆を食べたいと思ったものですが、
今は食べきれないくらいの数になってしまいました。
幼少期には毎年毎年鬼の面を作っていました。
このように年中行事を通して思い出を振り返ることが出来るのも良さの1つではないでしょうか。
いつまでも大切にして頂きたいものだと考えています。
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 星田