千葉キャンパス ブログ

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  1. 数学Day

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの松下です。

    千葉キャンパスでは、火曜日に数学授業があります。
    高校卒業の資格を取得するためには
    必ず履修しなければならない数学1の授業が午前中にあり、
    数学が得意な生徒が履修する、数学2の授業が午後にあります。

    今週はレポート提出週なので、
    生徒たちは何とか早く終わらせようと一生懸命に問題を解いていました。
    レポートの問題は教科書とは数値が異なるので、
    解けたとしてもその答えが正しいかは自分で確かめようがありません。
    もちろん、 先生がチェックしています。


    今日の授業では、計算量が多い問題を扱ったので、
    皆、正解にたどり着くまで何度もやり直していました。
    ちょっとした計算間違いや負号のつけ忘れなど、
    ケアレスミスが起きやすいのが数学です。

    しかし、どうにかして、生徒たちはレポートを終わらせることができました。
    終わった後の皆の表情を見ると、
    いつもより疲れている様子で、終わった瞬間にため息をつく生徒もいました。
    数学は本当に頭を使いますよね。

    私が受験生のころ、数学が必要だったので、
    毎日のように計算量の多い問題を解いていました。
    答えが合っていると達成感はあるのですが、
    脳のエネルギーを大量に消費したような気分になっていました。

    大学入学する前までは仕方なく勉強していた数学も、
    大学で学び始めると、不思議と面白くなってきました。
    その時期に、ある本を見つけました。
    それは、リーマン予想に関する本です。

    リーマン予想は素数に関する予想なのですが、
    数学上の大きな未解決問題の一つで、
    100万ドルの賞金もかけられているとのこと。

    ちょうど半分ぐらい読んだところですが、やはり難しいです。
    でも、冒頭で「この本でリーマン予想を理解できなかったらこの先もできない」
    と書いてあったので、意地でも理解してやろうと思います。

    一見、ランダムに出てくると思われている素数に
    実は何か規則があるとなったら、これは世紀の大発見です。
    こんなすごいことを知らずに死にたくありません。

    この本は、予想を説明しているだけでなく、
    さまざまな数学者のドラマも盛り込まれています。
    例えば、さまざまな功績を残した、ガウス。
    彼は、秀才ではなく天才です。努力で到達できるレベルではありません。
    それを思わせるエピソードは検索すると色々出てくるので、
    興味がある人はぜひ調べてみてください。

    数学自体ももちろん奥が深くて不思議に満ちあふれていますが、
    このような天才はどうして生まれてくるのだろうかということも、本当に不思議です。
    数学に限ったことではありませんが、努力や後天的な要素は全く関係のない、
    いわゆる天才が出てくるってのは、いったいどういうことなのでしょう。

    天才は天才で、苦労があるとは思いますけどね。

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 松下

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