通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの工藤です。

みなさん、最近、風邪をひいていませんか？
もう時期、大学一般入試も始まるのでしっかりと予防してください。
千葉キャンパスでは、自分の手をアルコール消毒する生徒も多く、
風邪に対する意識が高くなっているなぁ、と思います。
細菌やウイルスは細胞膜に包まれていますが、その膜を
エタノールというアルコールで溶かしてしまうのです。
溶かしたら最後、細菌の細胞は浸透圧調節ができなくなり、
水がじゃんじゃん入ってきて破烈して死ぬ仕組みになっております。
こうしてウイルスや細菌は死んでいくのです。

特に、ウイルスは非常に恐ろしく、寄生した生物の遺伝子情報（DNA）をのっとり、
自分のウイルス用DNA(RNA)をそこに植えつけ、増殖します。
面白いことにウイルスは自ら増殖する能力がないことから生物ではありません。
一方、細菌は生物です。
そしてもう少々、面白いことを…。

保健体育にも出てきたHIVなどの悪名高いウイルスに関してですが、みなさん、
このウイルスがどのように生まれてきて、どのように感染したのか気になりませんか？
様々な理由がネット上で噂され、一部では都市伝説にまでなっていますが、
あれ、実は理由は簡単なんです。
ウイルス発生の原因は生物(ヒトも含め)自らが作り出したものだったんです。
まさか、自分を苦しめる存在を自ら作っていたとは。
この詳しい内容はまたいつかブログで。

どうですか？生物学って面白いですよね？
目に見えない現象だからこそ面白いと思うんです。
なぜ、猫の足は白い毛色が多いのか？老化をストップさせるにはどうしたらよいのか。
なぜ、植物は病気にならないのか？？危ない病気の兆候はでてないか、
うまくダイエットするメカニズムはどうなっているのか？
脳神経細胞における運動と勉強の記憶の仕組みの違い、などなど。
色々な発見があなたを待っています。
少しでも興味をもたれたかたは、僕の授業にちょっとだけ遊びに来てください。
いつでもお待ちしております。

今期、生物の授業が開かれる場合、こういった日常に近い視点から
授業を展開していきたいなぁ、と考えています。
では次回のブログ、または次回の授業でお会いしましょう。

通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 工藤