パラドックス
通信制 一ツ葉高校 福岡キャンパス 三浦です。
こんにちは。
今日は天声人語にて「パラドックス」という言葉が出てきたので、「パラドックス」についてお話したいと思います。
“パラドックス”とは日本語で「逆説」などと訳され、場合によって「矛盾」「ジレンマ」というのも似たような意味になります。これは心理学などでよく出てくるものです。
今日出てきたのはクレタ人のお話でしたが、わかりやすく悪魔にしてみると…
悪魔が「悪魔達は嘘つきだ」と言った。この悪魔が言っているのは本当か嘘か。
というようなものです。
以前はホームルームなどで「誕生日のパラドックス」というものをお話しました。これは「23人集まれば、50%以上の確率で同じ誕生日の人がいる」というものですが、一年は365日なのだからもっと人数が増えないといけない気がしますよね…
(ちなみにキャンパスには同じ誕生日の人が結構いるみたいですよ。)
このように、「間違っているように見えて当たっているとき」にも“パラドックス”という言葉は使われます。
他にも・・・
人質を取った犯人が「俺の次の行動を当てろ。当てたら人質を助けるが、外れたら人質を撃つ」と言った。ここで警察が「人質を撃つ」と言ったときに、犯人はなにもできなくなる、というものです。
撃ったら当てたことになり、これは助けていないため矛盾。
撃たなかったら外したことになり、人質を撃つという宣言に矛盾。
という具合で“パラドックス”はたくさん存在します。
心理学などを学ぶ人はまた細かく習うと思いますが、こういうものがあるというのも知識として残してみてくださいね!
(マジックに悩む彼もまたパラドックスに囚われる姿に似ていますね)
通信制 一ツ葉高校 福岡キャンパス 三浦