子規
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパスの佐瀬です。
台風がまた近づいていますね。
今夜から雨風が強くなるようなので気をつけてくださいね。
今日は、第1回レポート締め切りでした。
国語では、俳句を学習しました。
なかなか時間がかかりましたが、みんな頑張って集中してくれました。
俳句は短歌よりも少しだけ短い五・七・五の詩形です。世界でもっとも短い詩と言われています。
俳句は短い分、思いや感情を述べることが難しいですが、
じっくり読んでいくと、作者の心が言葉の背景に隠れていることがわかってきます。
鶏頭の一四五本もありぬべし 正岡子規
これは『ホトトギス』でも有名な俳人正岡子規の俳句です。
「鶏頭」は植物の名前で、作者の家に咲いていたものです。
この句の季語になり、季節は秋です。
子規の代表作ですが、無内容との評価もあり、論争を呼びました。
既にこの頃寝たきりでしたが、鶏頭のたくましい姿を見て喜んだと言われています。
「庭先の鶏頭は日に日に茂り、とうとう十四、五本にもなって盛んな花をつけているに違いない。」
作者は、鶏頭の生命力に共感し、繁々と咲く鶏頭のようになりたいと願ったのかもしれませんね。
通信制 一ツ葉高校 立川キャンパス 佐瀬