通信制　一ツ葉高校　立川キャンパスです。

こんにちは。
そして新転編入生の皆さまは改めてはじめまして。
古典担当の宇野です。

すっかり暖かくなり、カレンダーは４月になりました。
４月一週目は、始業式、入学式、授業スタート、そして新入生歓迎イベント。
こんな感じで毎日何かしら行事があります。
先生たちは、常に４００メートルを全力で走ったあとのような風体。
髪はなぜか乱れ、息も絶え絶え。
足取りはふらりふらりとしております。
いい大人ですらこんな調子ですから、高校生の皆さまはさぞかしお疲れのことでしょう。

新転編入生の方々は緊張の入学式に、なれない通学路。
新しい人間関係や、新しい生活習慣。
名前を書いたばかりの教科書に、レポート提出の予定たち。
とにかく不安でいっぱいのことと思います。
在校生の方々もしかり。
新しい人間関係。新しい学年。
将来について考えてみる。
やはりとにかく不安と緊張の渦中ですね。

４月から頑張るぞー！
と、ついついエンジンを全開にしてダッシュを決め込む気持ちはわかりますが、
エンストの危険がありますわよ！
まずは疲れている自分に気付き、いたわり、ゆるやかにあはれでをかしな発進を心掛けてくださいね。
そして、少しでも困ったり辛くなったりしたら先生たちに話してくださいね。
４００メートル走後の風体だからといって遠慮は無用です。
どんどん話しかけちゃってくださいませ！

ということで、
本日は今年度最初の授業でしたが、ゆるやかであはれでをかしなスタートを意識。
レポート授業では、文章の内容を理解した上で、
自分も同じ体験をしたことがないか、考えてみるという演習をしました。

そして、「古文はじめまして！」という入門授業では、
古文の音を楽しむ、ということで、
とにかく音読をして、聞いていて好きだと思える文章を探しました。
一番人気は『平家物語』
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
    沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。」
秀逸なテンポと語感、余韻。
宇野も大好きでございます。

他にも入試問題を体験してみて、受験をするために自分がこれから勉強すべきところをあぶりだす授業、
漢字をひたすら４５分解いてみる授業、
ゆるやかに。
と同時にあはれでをかしに。
厳しくバシバシするのではないけれども、実のある授業。
そんな４５分を心がけてみました。
皆さまいかがでしたでしょうか？

授業を終えてほっとひと段落の生徒をつかまえて、
新年度の授業にかける思いを聞いてみたいと思います。
まずは３年生のＡさんです。
「新学期なので、気持ちを引き締めて授業を受けたいと思います」
立川キャンパスの中心メンバーのＡさん。
生徒会活動や部活動を通してキャンパスを盛り上げてくれています。
そんなＡさんももう受験生。
これから一緒に受験まで走っていこうね！

次は１年生のＢさん。
「辛いこともあるけれど、最後まで頑張るぞ！」
新入生にとって新しいことの連続の毎日。
授業が辛くなる日もあるかもしれない。
そんなときには声をかけてね！
一人で頑張るのではなく、みんなで一緒に頑張っていきましょう。

書き手：宇野
同居している動物：セキセイインコ、フェレット
同居したい動物：マイクロブタ、ピグミーゴート