立川キャンパス ブログ

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  1. 自分自身の動かし方

    こんにちは、立川キャンパスの宇野です。

    突然ですが、宇野は睡眠時間がとても長いタイプです。
    休みの日ともなると恥ずかしながら昼近くまで寝てしまいます。
    小さい頃からそんな感じ。
    母からは「そんなに寝られるのは若いから。年をとったら起きちゃうよ!」と励まされてました。
    しかれども、あはれ我が母よ…
    年をとった今に至るまで私はいつまでも寝ていますよ。。

    でもこの長い睡眠は私にとって生きるために不可欠なもの。
    私は他の人に比べて物事にのめり込みやすいタイプ。
    良く言えば集中力があって頑張り屋。
    悪く言えば一つのことを始めると他が見えなくなる、超が付くこだわり屋。
    例えば受験勉強。
    学校から帰ってから寝るまで5時間位勉強する同級生が大半。
    科目は数時間ごとに切り替え、まんべんなく勉強します。
    しかし、私は世界史と決めたら世界史を。
    しかも今日は東南アジア史と決めたらその範囲を。
    寝る時間、お風呂の時間、家族との団らん、何もかも後回し。
    決めた範囲が終わるまでいつまでもいつまでもやり続けてしまうのです。
    ※よい子は決してまねをしないでね
    つまり、頑張るのはいいけど自分でスイッチをオフできないのです。
    本当は身体も心も辛いはずなのに、自分で守ってあげられない。
    だから、一度寝ると長く寝てしまうのだと思います。

    頑張る、努力する、必死になる、こだわる…
    全て素晴らしい行為です。
    これらの行動をすると無条件で褒められる。
    今の我々の社会はそんな風潮があります。
    しかし、私はこの風潮は間違っていると思うのです。
    頑張るのは素晴らしい。
    努力するのも素晴らしい。
    ただし、自分の心と身体に無理のない範囲で行えるのであれば。

    宇野のように、自分の限界を超えて努力し、疲れ果て、魂の抜けた状態になってしまうなら、その努力はやめたほうがいい。
    まるでウサギとカメのウサギ。
    まるでマラソン大会でスタートダッシュを決め「おおーーー」と注目されたのを最後にいつの間にか存在を確認できなくなる現象。

    だから私は生徒たちによく言うのです。
    「自分自身の動かし方を学びなさい」
    自分という人間の特性を知り、適切に努力し適切に休むという動かし方を学ぶのです。
    自分のスイッチのオンとオフは、自分でできなければならないのです。

    高校の勉強はとても大切です。
    古文で言えば、源氏物語を読むこと、助動詞一覧表を覚えることは大切です。
    しかし、もっと大切なのはそれらの学習を通して体得する「自分自身の動かし方」
    この何にも代えがたい生涯の財産を得るために、私たちは地道な勉強をしているのかもしれません。

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