立川キャンパス ブログ

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  1. 花粉の季節

    進学英語、ESLを担当しています西澤です。

    3月は弥生、春、梅、桜、卒業、緊急事態宣言の終結、、、花粉の季節です。

    実は私は小学校2年生から春と秋は目が痒く真っ赤に腫れ、鼻がつまり、呼吸が苦しくゼイゼイいっていました。 息を吐くと気管がゼイゼイいって咳き込むので息を吸っても吐くことはなかなかできません。目いっぱい息を吸って半分だけ吐く。夜寒くなると咳き込んで寝られません。

    タクシーで夜中に街中の行きつけの病院に母親に連れられるとなぜか病院では咳が収まる。
    小学校2年から毎年春と秋、中学校ではちょうど1学期と2学期の中間考査の頃が一番ひどい状況でした。
    場所は北海道、札幌のとなりの江別市です。

    そこで減感作療法というものをしてみることになりました。 アレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)を徐々に注射して身体を慣らしていく治療法です。
    “ゲンカンサリョウホウ”という言葉の響きと毎週注射する、と母親から聞いたときは尻込みしましたが、あの呼吸の苦しさが一生涯続くよりかはマシだと思い受けてみることにしました。

    中学1年の初め、両腕の内側に50か所順番に看護婦さんがボールペンで番号をつけて横の皮膚を強くひっかきます。 50種類のアレルゲンサンプルを引っ搔いた傷にスポイトで垂らし反応(腫れる)をみました。
    1小麦粉、2そば粉、3たまご、4さば、5ハウスダスト、6猫の毛、、、一目瞭然。春のカモガヤ(稲科)、秋のヨモギとブタクサの花粉がアレルギー性気管支炎・喘息の主な原因で3か所が大きく赤く腫れあがり痒いのなんの。 よもぎ餅は大丈夫だがよもぎの花粉には反応するという事も説明を受けたもののわけがわからないまま納得??

    翌週から外来の特別待遇患者となりました。待ち時間は無し、処置室へ直行、都度の医師の診断無し、看護婦さんに会い、注射の量を確認するとその時点で先にカルテを会計に回す。 会計だけは一般外来で待つもののすぐに自転車で帰宅。
    中学1年から高校1年生の半ばまで、最初は毎週、次第に隔週、後半は一か月に一度の通院。
    希釈させたアレルゲンを少量から多量へ、濃度を一段階あげて少量から多量へ、また濃度をあげて少量から多量へ、、最後は高校1年秋、アレルゲン3種類高濃度多量を注射して、その時は30分様子見て主治医の先生と総括。体はもう慣れたな!と合格をもらいました。
    それ以後は春秋とも喘息からは解放されました。

    しかし、体調が悪くなると免疫力が低下しますし、自然のなかでは喘息が再発、なんてこともありました。
    その後、杉の花粉がTVでも取沙汰され黄色い粉の雲が山間部を渡るのを山中湖湖畔で目の当たりにしたとき、また目と鼻に刺激が。 いわゆる皆さんも困っている花粉症ですね。
    これは何といっても花粉の量が多いですから仕方がない。 過日も花粉症用の目薬を買いましたが、それで乗り切るつもりです。

    20年ほど前ですが広葉樹は成長が遅いので成長の早い針葉樹の杉に力をいれて林野庁が植林したために日本の花粉症が始まったというTV番組をみました。 これって国策としての経済活動優先の結果なのでしょうか。

    最後に英語を少し。
    花粉症です: I have hay fever.  発音しずらいですね veからのhay。 vfayfeverになりますね。。
    花粉:Pollen
    杉:Cedar スィーダー。 アメリカの靴メーカー、セダークレストのセダーですね。
    檜ヒノキ:Japanese Cypress サイプレス。
    ~アレルギーだ: I am allergic to ~ アラージック トウ ですね。
    名詞はallergyアラジー。“アレルギー”というのは医学用語なのでドイツ語ですね。“ウイルス“もそうで、英語ではヴァイラスですから。 医学、山岳、雪山スキー用語などはドイツ語が多いですね。

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