千葉キャンパス ブログ

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  1. 冬の大三角

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの松下です。

    毎日寒いですが、体調はどうでしょうか。
    私は風邪などはひいていないのですが、やはり最近朝にお布団から出るのが辛いです。
    昨日は家から外を見ると濃い霧がかかっていて幻想的でした。

    ところで、先週末の夜、空を見上げた人はいませんか。
    なぜなら、ふたご座流星群が特に多く見られた夜だったからです。
    ふたご座流星群は毎年これくらいの時期に観察することができ、
    1月のしぶんぎ座流星群、8月のペルセウス座流星群と合わせて
    三大流星群と呼ばれています。

    しぶんぎ座はあまり聞きなれない人も多いかもしれません。
    しぶんぎ座のしぶんぎは四分儀と書きますが、測量機器のひとつです。
    しぶんぎ座流星群の名前のしぶんぎ座の由来になった壁面四分儀座は、
    実は、現在は存在しません。1928年に全天88星座を決定されたときに廃止され、
    現在はりゅう座とうしかい座の一部となっています。なので、その星座を探せば、
    しぶんぎ座流星群が現れる場所を見つけることができるでしょう。
    よく知られている北斗七星も近くにあります。
    1月4日の深夜が観察に最も適した日時と言われています。
    もしタイミングが合えば、ぜひ見てみてください。

    流星群でなくても、冬は空気が澄んでいるので、
    晴れていれば毎日星がきれい見えますよね。
    冬に見られる星で、最も印象的なのは、シリウスです。

    冬の代表的な星座であるオリオン座の近くにあって、
    非常に明るいので、市街地でも観察することができるのではないでしょうか。
    シリウスは、おおいぬ座の主星で、太陽を除くと地球から見える星の中で
    最も明るい恒星といわれています。シリウスと、
    オリオン座の肩にあたる場所にある赤い星のベテルギウス、
    こいぬ座の主星プロキオンの3つの星を結んでできる三角形を、
    冬の大三角といいます。

    ちなみに、オリオン座のベテルギウスが赤く見えるのは、
    もうすぐ星の寿命が尽きようとしているからです。
    恒星は年老いてくると、赤くなり、ふくらんでくるのです。
    このような段階にある星を赤色巨星といい、
    ベテルギウスは特に大きく明るいので、赤色超巨星と呼ばれています。
    このような星は、最終的に超新星爆発を起こす可能性があります。

    太陽系の中心にある太陽も恒星の一つですが、
    いずれ、外側の層が地球の軌道に重なるくらいにまで、
    ふくらんでくると考えられています。
    しかしそれは、まだ何十億年も先のことになるだろうと考えられています。
    その頃に、人類は存在しているでしょうか?夜が長い今の季節、
    眠る前にそんな想像をしてみるのも、ロマンがありますよね。

    通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス

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