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推薦について

公募制推薦

推薦入試は、「入学定員の一部について、出身高校長の推薦に基づき、学力試験を免除し、調査書を主な資料として合否を判定する」ということが原則です。
実際の大学入試状況では、出身高校長の推薦を必須条件としているものを推薦入試と呼んでいますが、面接や小論文以外にも1~2科目の学力試験を課す例も多く見られます。

また、多くの大学が推薦に関しては「専願制」となっています。それに加え、入試の実施時期が早いため、早期に合格を決めてのんびりしたい受験生と早期に学生を確保したい大学の思惑が一致し、定員枠がどんどん拡大されています。大学によっては入学定員の40~60%を推薦入試で取るところも出てきました。

これに対して当時の文部省は1994年に「推薦入試改善」の通達を出しました。
内容は、
1)選考方法の改善(学力試験免除の徹底)
2)実施時期の改善(出願受付開始を11月以降に設定)
3)募集人員の改善(大学は入学定員の30%、短大は50%以内とする)
等です。

これを受けて公募制推薦入試は縮小の方向へ動きつつあります。

指定校推薦

指定校制の推薦とは、大学が推薦を受け付ける高校を指定するものです。従って、自分の在籍する高校が指定校に入っていなければ出願できません。
国立大にはこの制度はありません。公立大の場合は、運営する地方自治体の居住者の子弟という条件での制度を持っている大学もあります。

指定校制を採用しているのは難関校が多く、その特徴は推薦を受けられればほぼ合格できるということです。
そのかわりに、高校内で推薦を獲得するのがなかなか大変です。

指定校は大学が入学実績や入学後の追跡調査などを基に決めますが、毎年見直しを行うので、指定を取り消されたり、新たに指定されたりといったことがあります。
この制度では特に「評定平均値」が重要になります。

「評定平均値」とは高校入試で用いる内申点とほぼ同じで、現在の入試制度で用いられる「全体の評定平均値」とは高3の1学期(前期)までの学期ごとに出される通知表の5段階の点数で教科ごとに平均点を算出したものです。

高校では理科が物理・化学・生物・地学の4科目に分けられ、2~3年間で履修します。
ですから、高1で化学が4、高2で3であった場合、化学の評定の平均は3.5となります。

同様の方法で物理の評定の平均も算出されます。これからさらに他の科目も含めて平均値を算出したものが理科の教科の評定平均値となります。

推薦入試で問題となる「全体の評定平均値」とは、履修した全ての教科の評定平均値を指します。
指定校推薦の場合は、この数値が4.0以上あるいはA段階(下表1)であることが求められることが多いようです。

(表1)
A B C D E
5.0~4.3 4.2~3.5 3.4~2.8 2.7~2.0 1.9~
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