
学力では測れない個性豊かな人材を求めることを目的として、原則的に学力試験を行わず目的意識や熱意・意欲を重視して選抜するものです。
入試までの一般的な流れは、エントリーシートで出願意志を表明し、入試事務局とやりとりを行ってから正式に出願します。選考方法は面談が最も多く、セミナー受講、レポート作成、研究発表を通して選考を行うこともあります。出願・選抜方法、合格発表時期は大学によって様々で、夏休みのオープンキャンパスで事前面談を行ったり、講義に参加したりする場合もあります。「どうしてもこの大学で学びたい」という受験生の熱意が届いて、従来の学力選抜では諦めなければならなかった大学で入学が許可されたり、能力や適性に合った大学が選べるなどのメリットがあります。
ただし、「学力を問わないから」という安易な理由でこの方式を選んでしまうと、大学の授業についていけなかったり、入学したものの学びたいことがなかったといったケースも考えられますから、将来まで見据えた計画を立てて入試に望むことが必要です。
AO入試は、もともとアメリカで生まれた入試方法で、AOとは<Admissions Office>の頭文字を取ったものです。
アドミッションズオフィスは、アメリカの大学において入学する学生の選抜を一手に引き受ける組織です。
なお、コミュニケーション入試、自己アピール入試などという名称の入試を行っている大学がありますが、これらもAO入試の一種と考えていいでしょう。
現在の推薦入試は学校長の推薦が条件となっています。
これは、学校内で選考された志願者から入学者を募っていることを意味しますが、AO選抜では、学校長からの推薦を求めていません。
従って、より幅広い皆さんが選抜の対象となります。
また、従来の推薦入試は各学部毎に行われてきましたが、アドミッションセンターという入試専門の教官と実施学部の協力により、時間をかけた、より丁寧な選抜が行われます。
大別して3つのタイプがあり、選考は次のように行われているのが一般的です。
■ 論文入試タイプ(選抜型)
早稲田大学、同志社大学など難関校に多いタイプ。長い論文を課したり、出願時に2000~3000字程度の志望理由書の提出を求めたりします。面接はそれをもとに行い、受験生の人間性から学力に至るまで、綿密に判定。
結果的に、深い学力を問う形となっています。
■ 予備面接タイプ(対話型)
正式の出願前に1~2回の予備面接やインタビューを行うもので、日本型AO入試の主流になっています。
エントリー(AO入試への登録)や面談は大学主催の説明会などで行われるのが通常です。
エントリーの際は、志望理由や自己アピールを大学指定の「エントリーシート」に記入して提出することが多いようです。 このタイプの場合は、大学と受験生双方の合意が大事にされ、学力面より受験生の入学意志の確認が重視されます。
■ 自己推薦タイプ
従来の自己推薦入試とあまり変わりはありませんが、学校長の推薦を必要としないなどの特徴があります。
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