
家族や友人と上手に付き合えない、学校中退、不登校、引きこもりといった現在の社会の大きな問題は、「親のしつけ」や「本人のやる気」や「性格の問題」と処理されてきました。しかし様々な研究によって、多くの場合、「ソーシャルスキル」つまり対人場面での技術が身についていないためであるという事実がわかってきたのです。



ソーシャルスキルとは文字通り「社会的な技術」のことです。人間関係や社会とのかかわりを円滑に行うために、人は無意識的にいくつもの「コツ」を用いています。わかりきっているような事案でもその「コツ」をうまく使えていない人は、予想以上にたくさんいることが数年の研究によりわかってきました。 このような「コツ」、いわゆる対人関係をよりよくする「話の聞き方」「話の仕方」「突発的なできことが起こったときの適切な対応」など実生活における様々な問題に対する様々な問題解決の方法を授業の一環としてしっかり身につけます。
ソーシャルスキルでは、自己への気づき、他者への気づき、自己のコントロール、対人関係、責任ある意思決定、生活上の問題防止のスキル、人生の重要事態に対処する能力、積極的・貢献的な奉仕活
動の8つの能力の育成を目的としています。
最初は友人関係でのスキル、学年が上がるにつれて家族への交渉や先生との接し方、アルバイト先での同僚とのコミュニケーション、そして就職面接での身だしなみなど幅広いスキルを学びます。
ソーシャルスキル科目は当校と国立大学心理学講座の4年以上にわたる共同研究によって開発されました。
一ツ葉高校のソーシャルスキル科目は初めての包括的な高校生対象のプログラムとして、日本教育心理学会総会において2006年より毎年成果を報告し、心理・教育の専門家からも非常に高い注目をあびています。
普通の生活を営むなかで対人関係をよりスムーズに運ぶための、「言葉の選び方」「会話の仕方」「予想しない出来事の対応」など大人になっても普段の生活に必要な対人スキルを、高校時に学ぶカリキュラムとして開発したものです。
授業実施の後にはいろいろな角度から分析・確認を時間をかけて行い、単なる授業科目にとどまることなく実生活で即効果がでる科目として確立しました。
国立大学法人 福岡教育大学 小泉 令三教授
「ソーシャルスキル」という教科では、私たちが学校生活や社会生活を送るときの1番の基礎となる人との関わり方について、3年間学習します。あいさつ、わからないときの尋ね方、断り方、頼み方、人間関係の問題の解決法などを学校や家庭そして職場を想定して、本当に基礎の基礎から勉強します。ですから、どの人もしっかりと身につけることができると思います。マンガ入りのテキストと、ゲームなどを使った楽しい雰囲気でのスクーリングは、必ず良い思い出になるでしょう。
この教科は、しっかりとした理論的な背景をもとに、私たちと一ツ葉高校スタッフとの共同作業で準備してきたものです。ぜひ多くの人が、この教科をもとにして、世の中への新しいスタートを切っていただきたいと願っています。
国立大学法人 福岡教育大学 大坪 靖直教授
人間関係はとても複雑なものですが、その大部分は決まり文句の連続です。「おはよう」や「こんにちは」といった挨拶にはじまり、「今、いいですか」と相手の状況を推し量り、「お願いがあるんですが…」と依頼したり、「この前は申し訳ありませんでした」と謝罪したり、「本当に助かりました」と感謝したり、など。誰でも使える定型句だけで、一定の人間関係は円滑に進みます。スキル教育は、このような定番の話し方や振る舞い方、そして人間関係の調整の仕方といった目に見える側面を訓練することで、人生を豊かにすることを目指す教育です。

日常生活にすぐに活かせる学習。
それが一ツ葉高校の『ソーシャルスキル』です!
一ツ葉高校の「ソーシャルスキル」は、簡単に言えば「対人関係のコツ」のことです。
それは、友達や先生、家族など・・・あなたの周りの全ての人間関係で必要となる、あいさつ、頼み方や断り方、ストレスマネジメント、自己表現などのコツをまとめたものです。
一ツ葉高校が独自に4年間かけて開発した教材で、他の高校では学ぶことのできない科目です。
ソーシャル・スキルの考え方では、人間関係がうまくいかない原因を、性格や能力といった個人の資質ではなく、「対人関係のコツ」が身についていないからだ、と考えます。
ソーシャル・スキルの学習は、単位を取るためだけのものではありません。
学習していくことによって、周りの人のあなたへの反応、ひいてはあなたの普段の人間関係に良い変化が現れてくることでしょう。その変化を体験してみませんか?
一ツ葉高校で一緒に学習していきましょう!
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