おとぎ話にしてはわりとリアルな
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパスの榊原です。
先日、千葉キャンパスの冷蔵庫の下の冷凍庫を開けたら、
いつぞやに買ったアイスが出てきました。
最近寒さが厳しくなってきてすっかりその存在を忘れていましたが、
ご褒美にと買っておいたアイスです。
過去の自分からの贈り物に思わずニヤリ、
こういうちょっとした幸せが結構嬉しかったりするんですよね。
そういえば、私は昔から、なんでも冷凍庫に保管したがる傾向がありました。
ソフトな菓子パンは装いも新たにハードに、ハード食感グミはより一層ハードに、
飴玉は口に入れるとすぐ割れて、とにかく冷たさと硬さを求めてなんでも凍らすのです。
中でも一番のお気に入りは、駄菓子屋やコンビニで手に入る、
いかや魚のすり身を伸ばした甘じょっぱいシート状のお菓子です。
(「蒲焼○太郎」と言って、伝わるでしょうか?)
あれを何十枚の単位で買ってきて、
大量にビニル袋に入れたまま冷凍庫へinするのです。
もちろんバリッバリになりますが、想像している3倍は美味しいと思います。
バリッバリ食感、ぜひ一度ご賞味あれ(笑)。
さて、そんなこんなで今日は「冷凍技術」にまつわるこんなお話を。
SFなんかで聞いたことがあるでしょうか、人体を冷凍保存する話を。
冷凍の技術が飛躍的に向上し、食品の鮮度を保ったまま保存できる冷蔵庫が
出回っている近年、細胞の冷凍保存が可能になってきている近年、
人体の冷凍保存も理論上は可能になったというウワサです。
歴史を振り返ってみても、「不老不死」は人間の永遠の憧れなのでしょう、
特に権力者がこぞって永遠の若さと生命を欲しがるお話は昔話にはよくありがちなネタです。
現在冷凍保存が望まれるのは、現在の医学では治癒できない病の治療や、
絶滅危惧種の保存のためでしょうか。確かに、最愛の人を未来で治療したり、
生態系の研究のために、そうした技術が使われるのは素敵なことかもしれません。
しかし、一方で、現実的な問題も山積みです。
何年冷凍状態を維持できるのか、保管場所はどう確保するか、
災害で電源装置が故障したら、そもそも長期保存の費用は誰が負担する・・・せっかくの技術もまだまだ実用化には遠そうですね。
また、目覚めた時に周りに知っている人がひとりもいない未来だったら、どうでしょうか?
いくら「あなたのご先祖様です」「あなたの子孫です」と言われても、いきなり同居人が増えたら、
双方困惑すること間違いなしです。
様々な技術が飛躍的に向上し、SFの世界すらぐっと身近になってきた昨今、
夢があると笑うも良し、しょせん夢物語と笑うも良し。
もしかしたら次の夢の技術を担うのは、このブログを読んでくれたあなたかもしれませんよ?
通信制 一ツ葉高校 千葉キャンパス 榊原